
私は、令和4(2022)年11月1日に院長職につき、この度、長きにわたり、当院をけん引されてきた田川前理事長より理事長職を引き継ぐことになり、令和7(2025)年2月1日より、理事長に就任いたしました。
医療法人社団同愛会病院は、昭和32(1957)年5月に開設し、地域の身近な病院として、みなさまの健康を支えてきました。令和3(2021)年4月には、建て替えを経て、新しい病院として生まれ変わりました。
令和2(2020)年2月頃より、新型コロナウイルス感染症が広がるにつれて、当院の医療体制も一変しました。私は、未知なる感染症に負けまいと、そして地域のみなさまに安心して医療を提供できるよう、院内の感染対策・医療体制・運営方法などを、先頭にたって、指導・実践してまいりました。多くの職員の協力と支えがあってこそ、乗り越えることができたと思います。
病院運営の基本は、地域に密着し、患者さん中心の適切な医療や、充実した医療サービスを提供することです。昨今、高齢者においては急性的な疾患よりも、生活習慣病をはじめとする慢性的な疾患が、多発しております。そのため、当院がどのような機能と役割をもつことで、滞りなく地域社会のための医療を提供できるかを日々考えながら、取り組んでおります。多様な職員が、それぞれの力を発揮できる環境を整えることで、医療の質を上げていきます。健全な病院運営を続け、これからも温かくて質の高い医療を提供してまいります。
私は、病院長と理事長の兼務となり、今にもまして切磋琢磨していく所存です。微力ではございますが、地域のみなさまとともに、よりよい病院を作り上げていきたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
